イグたちのつぶやき2


9月も後半になり、涼しくなりました。人間には、良い季節ですが、イグたちはどうしてるのかな?

イグ:
この頃、すっかり涼しくなって、ひなたぼっこの時間も短くなったよね。

チクワ:そうね。イグともあんまり喧嘩しなくなったしね。涼しくなると、ヒーターベッドでボーッとしてるのが、一番だわ。

イグ:でも、チクワ、この頃寝るときにはヒーターベッドにいないじゃない?どこで寝てるの?

チクワ:うーん、夏の間中よく食べて、すっかり太ったし、自分のお部屋で寝るのがきゅうくつなのよ。だからね、ソファーの横かグリたちの部屋の下にもぐりこんで寝ているの。

イグ:そんなとこで寝てるとふーさんに怒られない?

チクワ:ふふふ、だってふーさんがお仕事している間に寝場所を決めて隠れて、朝、ふーさんが起きてくる前に自分の部屋の戻ってるから、怒られないよ。

イグ:そうかあ。私も今度、ひなたぼっこの後にお部屋に入らずに、逃げ回ろうかな。けど、この頃私が、あんまり食べないから、ふーさんの監視が厳しいしな。涼しくなると、何となく食べられなくなるなあ。

チクワ:でもさあ、グリとモモは相変わらずよく食べてるみたいよ。子供はいいわよね、悩みもなさそうだし。

ふーさん:よく言うわよ。まーったく!

グリ:この頃、チクワは、ズーッとうろうろ散歩してるよね。いいなあ。ぼくも自由に出て回りたいよ。

モモ:ダメよ、グリはすぐふーさんのお化粧品をグチャグチャにするし、本棚もいたずらするから、出してもらえないよ。

グリ:だってさあ。棚に登って、ガチャガチャするの楽しいし、カーテンを登って、カーテンレールにのるのもいいな。

モモ:ふーん、あたちは、温室のお部屋でボーッとして、おいしいゴハン食べてれば幸せだけどな。

グリ:今のうちに、ちゃんとひなたぼっこしておかないと、寒い冬が来たら病気になっちゃうぞ。ひなたぼっこのカゴは、狭いからちょっと嫌だけどね。

モモ:そうかあ。今度、ふーさんがおいでって言ったら、出て見ようかなあ。

                             (1996.9.23)

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