イグちゃんの冒険


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 「イグ、どうしたの?あんたってば、寝惚けてるの〜?夢見て泣いてるの〜?」・・・???「あ〜ら〜、ふーさんの声だ〜」って、イグちゃんが目を覚ますと、ふーさんが心配そうに見ています。「まぁ、ちょっと怒られたら、すぐ泣くんだから〜甘えん坊ね〜イグは・・・。」
 イグちゃんは、ふーさんがお代わりのカボチャサラダを作ってくれたし、優しく頭と喉を撫でてくれたので、ホッとしました。チクワちゃんは、もう食べ終わっていましたが、まだ足りないな〜という顔です。イグちゃんは、「さっきはごめんね〜私のサラダ少し食べてもいいよ〜。」と言うと、チクワちゃんも「じゃあ、しばらく木を貸してあげるよ〜。」って・・・グリちゃんとモモちゃんも、仲良く梯子を登ったり降りたりして遊んでいます。
 ふーさんとにゃあさんは、みんなが仲良くしているので、お買い物に出かけることにしました。「じゃあ、みんないい子にしていてね。チンゲンサイとバナナとカボチャを買ってくるからね。」と言って出かけていきました。チンゲンサイもバナナもカボチャも、イグアナの大好きな食べ物なのです。

6

 さて、しばらくみんな仲良く遊んで、イグちゃんの南の島の楽しい夢の話を聞いていました。暴れん坊のグリちゃんは、「僕もそこで遊びたいよ〜」と言い出しました。モモちゃんも「あたちも行きたいよ。」と言います。チクワちゃんは、「その南の島って、どこかにあるのかな〜?美味しいものがあるなら、行ってみたいな〜」ですって・・・みんなと話しているうちに、イグちゃんもその南の島が、本当にすぐ近くにあるような気分になってきました。
 「じゃあ、みんなで出かけよう!!」と玄関のドアの鍵をみんなで開けようとしたちょうどその時、「ただいま〜」とふーさんとにゃあさんが帰ってきました。「あら〜、みんな玄関で何してるの?私が帰るのを待ってたの?ほら、美味しいバナナ買ってきたよ〜」とふーさんが言うと、食いしん坊のチクワちゃんは、もう南の島なんて忘れたようで、ふーさんについて部屋へ入って行くし、グリちゃんモモちゃんも、にゃあさんに「遊んで〜遊んで〜」と抱っこされて入っていきました。


    

  つづき