6月12日(金) 曇り

 今月上旬は、具合の悪いイグを病院へ連れていったり、看病したり心配したりで、自分からはご飯を食べようとしないイグに強制給餌をして薬を飲ませるために、イグの世話にすっかり時間を取られて、自分の練習時間が思うように取れないので、自分のレッスン日も9日に延期して貰ったりして、バタバタと過ぎた。
 一昨日あたりから、イグも自分でご飯を食べ、苦しそうな表情を見せることも少なくなってきて、やっと落ち着いてきたようだ。
 9日のレッスンは、クラマー・ビューローの36番、バッハ平均律の第9番、シューベルトソナタの第2楽章は、一応、終わった。バッハ平均律の第21番のフーガは、違う版の楽譜でアーティキュレーションが、全く逆になっているものがあるので、次は、違う版の方で弾いてみることに・・・。シューベルトソナタの第1楽章は、オクターブの3連符が、まだ、フォルテで弾けないので、次回まで持ち越しで、第3楽章の譜読みも宿題に・・・。あぁ〜、オクターブは苦手だなぁ。(;_;)

 生徒たちもそれぞれに苦手な曲に苦しんだり、音読みの時にト音記号とヘ音記号の音をごっちゃにして読んだり、音価を間違えて変な曲になったり、音は読めても指が動かなくてイライラしたり、日々頑張っているようだ。
 小2のYちゃん、グレード受験を7月にするとちょっと頑張らないと間に合わないかも、という所なのだが、本人とお母さまの希望で、頑張って受けるということになった。11級にもなると、手首がふわふわして鍵盤の底までしっかり弾けていなかったり、曲想の付け方が甘かったりすると不合格になってしまうので、後1カ月、レッスンにも熱が入りそう。
 中3のAちゃんも、塾や部活が忙しいながらも、今のうちにグレードは受けておこうということになり、時間のない生活の中で練習時間を見つけるのに苦労しているよう。レッスンの時には、よく集中して頑張っているけれど、家での練習時間が短いために暗譜がなかなか出来ないようで心配だ。
 小2のMちゃんは、初めてのグレード試験になる。練習はよくしてくるが、まだ、勘違いして場所を間違えたり、暗譜の時に途中の2小節が抜けたり、指のポジションを変えるのがうまくいかなかったりしている。試験という目的が出来て、何度も繰り返して部分練習することの大切さをわかってきてくれている様子がうれしい。
 生徒たちの中にはグレード試験を受けない子もいる。試験が苦手とか、お家の方針とか、色々あるけれど、好きな曲の時はいいのだけど、苦手な曲をやる時に目的意識を持たせにくいので、レッスンの仕方に苦労することもある。でも、今の忙しい子供達の生活を見ていると、ピアノくらいはのんびりやって、試験に無関係というのもいいのだけどなぁ・・・とも思ったり、悩みの絶えないふー先生である。(^^;;

9日以降の練習メニュー
 ハノン・クラマー・ビューロー37番
 バッハ 平均律第1集21番
 シューベルト ソナタ第13番 D.664 第1楽章と第3楽章



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