1996年12月11日(水)曇り後晴れ

 今日は、S先生のレッスン日。早起きの苦手な私も、いつもよりは、早く起きて、さっさと朝食を済ませて、ピアノに向かった。レッスンを受けるのは、約2ヶ月半ぶり・・・普通でも緊張するけれど、久しぶりなので、なおさら緊張する。日が開いたわりには、練習できなかったしなぁ、と思いながら、2時間ほど練習して、軽くお昼を済ませて、家を出る。

 S先生のお宅へ行くには、片道バスで20分、電車で40分・・・結構遠い。でも、行きは緊張のためか、久しぶりに町に出て楽しいせいか、すぐに着いてしまった感じだった。
 久しぶりにお会いしたS先生は、やっぱりやさしくて素敵な雰囲気だった。まず、お茶を御馳走になりながら、この2ヶ月半、いかにさぼっていたかを先に告白して、少し気を楽にして、バッハのパルティータからみていただいた。自分なりには、あれこれ考えて練習していたつもりだったが、悪い癖はなかなか直らないもので、慌てたテンポで弾かないよう、速いパッセージの音が不明瞭にならないようになど、注意を受けた。グールドのレコードも聴かせていただいて、あまり、時間が残っていなかったので、ベートーベンは、音価の数え間違いの指摘までで、今回はおしまい。・・・ともかく、終わってホッとしたし、次までに勉強する目標もできた。
 帰りの電車では、すっかりくつろいで、文庫本を読んだ。バスは混んでいて、座れず、楽譜が重くてつらかった。

 次のレッスンは、1月8日の予定だけど、帰ってくるなり、もっと先にしていただけば良かったかな、なんて・・・もう、さぼることを考えている私は、うちの生徒達よりもダメな生徒かも・・・。

今日の練習メニュー
 バッハ パルティータ第1番より プレリュード、アルマンド、クーラント
 ベートーベン ソナタ「悲愴」第1楽章