1996年12月6日(金)雪後曇り

 九州というと、暖かいところだと思われる方も多いようだが、福岡は、日本海に面していて、冬は曇りが多く、雪も降る。今日は、飯塚市に用事で出かけたのだが、途中の八木山峠は、激しい雪だった。山や木が雪に覆われて、白くなっていく様子は、福岡に長く住んでいても、市内では、そう、お目にかかる景色ではないので、道が凍って車がスリップするのでは、という恐怖よりも、あたり一面降りしきる雪の美しさに目を奪われた。

 幼稚園年長組のKちゃんは、週に2回、うちへおけいこにやって来るがんばりやさんだ。ピアノを始めて2年だが、もうバイエルの75番あたりを軽々と弾いている。Kちゃんと、雪の話をした。「この前ね。山にいって、バケツに雪をたくさん入れて、うちへ持って帰ったの。」と、Kちゃん。「ふうん、雪だるまでもつくったの?」と尋ねると、「ううん、次の日の朝、バケツを見たら、雪が、水になってて、作れなかったの。」・・・だそうだ。「残念だったね。」と言うと、「今日、もっと雪が降ったら、Kちゃんちの前の公園でも、雪だるまが作れるよね?もっと、降るかなぁ。」と、期待しながら帰っていった。

 Kちゃんのピアノの方は、今日も順調、発表会の曲も先日渡したばかりなのに、もう半分ほど譜読みしていた。ただ、残念なことに、Kちゃんは、まだ、手が小さいので、和音がうまくつかめない様子。何とか頑張って、コンクールに出られるほどに仕上げて欲しいけれど・・・。

今日の練習メニュー
 バッハ パルティータ第1番
 ベートーベン ソナタ「悲愴」第1楽章