1996年11月24日(日)曇り後晴れ

 最近、私のHPを御覧になって、子供の頃習っていて、しばらく弾いていなかったけれど、久しぶりに弾いたら、楽しかったとか、今は、習っていないけれど、たまに好きな曲を弾いて楽しんでいるなどのE-mail を頂いている。そんなE-mail を拝見すると、私の生徒達も大人になって、そんな風になってくれるといいな、と思う。また、子供の時にピアノ嫌いにならないようなレッスンをしなければ、という責任も重く感じる。

 今日は、頂いたE-mailに、映画「ピアノ・レッスン」の曲のことが書いてあったので、私も楽譜を取り出して弾いてみた。好きな映画やTV番組の曲を弾くのは、やはりとても楽しい。今は、大抵の曲はやさしいアレンジからオリジナルのものまで、様々な種類の楽譜が売られているので、レッスンにも取り入れやすくて助かっている。以前は、よく自分で編曲して楽譜を書いていたものだけど・・・。

 お母さま方の中には、せっかくピアノを習っているのだから、きちんとしたクラシックばかり弾いて欲しい、という方もいらっしゃるようで、そのお気持ちもよくわかるのだけど、たまには流行の曲を弾いて、気楽に楽しむこともピアノ上達の1つの方法なのだけどな、と思ったりする。与えられた曲しか弾かない子よりも、自分から弾きたい曲がたくさんあって、ピアノに向かう時間が長い方が、指もよく動くようになるわけで・・・変な指癖がつかないような注意は、必要だけれど。
 不思議なもので、私自身もそうだけど、レッスンで使うテキストの曲以外の曲を弾く時の方が、熱心に練習するものみたいだし・・・。

 今度の発表会では、例年と趣向を変えて、流行の曲や連弾、アンサンブルを多く取り入れたので、皆さんの反応が楽しみでもあり、怖くもある。

今日の練習メニュー
  ハノン、バッハ パルティータ第1番
  ベートーベン 悲愴ソナタ第1楽章
  シューベルト 鱒
  映画「ピアノレッスン」の曲