10月7日(水) 雨のち曇り

 先日のレッスンの時、小2のYちゃんがいつもはおけいこが終わるとさっさとうれしそうに帰っていくのに、その日は何となく立ち去りがたそう・・・どうしたのかなぁ、と思って、「Yちゃん、今日は帰ってお友達と遊ばないの?」と尋ねると、「あのね、今日ね、学校で泣いちゃった・・・。」とお友達と喧嘩になって、お互い譲り合えなくて言い合いのあげく、Yちゃんはお友達に足を蹴飛ばされて泣いたのだ、という話を興奮気味に語った。途中で、次のレッスン時間のやはり小2のKちゃんが来て、「私も学校で泣いたことあるよ。男の子にいじめられて・・・。」などと言う。喧嘩の内容は、どっちに非があるか、私には判断できなかったので、「へぇ〜、先生にお家でのおけいこが足りなくて叱られても泣かないYちゃんとKちゃんは、強い子だと思っていたけど、学校では泣くことがあるのねぇ。」と変な感想を述べると「おけいこが足りなくて叱られるのは、自分が悪いもん。」とふたりともよくわかっている。お友達の喧嘩では、自分が正しいのに暴力によって泣かされて、よほど悔しかったんだろう、私に話して少しでも気が晴れたならいいけどな、と思う。
 久しぶりに電話してきた友人が、友人宅の小4の女の子が登校拒否をしているという話をしていたことを思い出し、うちへレッスンに通ってくる子達にとってピアノの先生という立場だけでなく、たまには近所のおばちゃん(?)という役で話を聞いてやることで子供達の心を少しでも救えたらいいなとも思う。レッスン時間には限りがあるけれど、子供達の様子にはピアノの練習の面だけでなく気を配らなくては。でも、何かある時って、ピアノの音に出ている子も多いけれど・・・。
 小1のAちゃんは、11月にグレード受験を控えているのに、最近、練習不足が目立ってきた。せっかく出来上がっていた課題曲の暗譜まで怪しくなってきたので、少しハッパをかけたら、涙目に・・・。(@_@) ソルフェージュを歌って、ドリルは少し褒めて、次は、グレードの曲も頑張って来ようね!と声をかけると、「うん!」と元気よく帰っていったけど・・・Aちゃんの場合は、涙目の翌週は、よく頑張ってくることが多いからたぶん大丈夫だろうとは思いつつ、お母さまにもフォローをお願いしておいた。(^^;;
 小2のNちゃんもグレード受験するということで、申込書を持ってきたが、まだ、曲が全然出来ていない状態。(@_@) それでも絶対受けたいというので、一応、申込書は預かることにした。
 幼稚園児の場合は、お母さまがレッスンについて見えることが多いので、間違っているところや気をつけることなどが、翌週には直ってくることが多いけど、小学校低学年の子達は、楽譜にしっかり注意を書いておいても、自力で直すのに時間がかかることが多い。普通の練習曲の場合は、それぞれの子供のペースでいいのだが、試験の場合は期限が決まっているから、いつもよりも口うるさいレッスンになってしまう。でも、この時期に楽譜を気をつけて読むことをよく理解してくれる子達は、高学年になって練習時間が取りにくい状態になった時でも、何とか頑張り抜ける傾向にあるようだ。Aちゃん、Nちゃんにも、是非、そうなって欲しいと願っている。

最近の練習メニュー
 ハノン・クラマー・ビューロー39番
 バッハ 平均律第1集17番と5番  
 チャイコフスキー 舟歌  生徒の発表会の曲を色々



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